創業25年を迎えました。

有限会社河野経営研究所は、1998年4月2日に法人登記し、本日で満25年、26期目になりました。

最初の仕事の小さな成功体験を糧に、中小企業診断士の新人がいきなり法人を設立し、右往左往しながら経営支援という事業をはじめ、たくさんの方々にご指導ご鞭撻を頂き、仕事を続けてくることができました。
経験を積めば積むほど、知識を得れば得るほど、自分の未熟さや、不甲斐なさを感じ、思うように走れないことに、忸怩たる思いを感じています。これからも、一層の研鑽を図りたいと思います。

SDGsの旗が振られる一方で、それを覆すような国際情勢や社会・経済・環境の変化があります。「変化」「改革」「革新」という言葉が闊歩していますが、本当は、変わっていくことを怖がっている社会のような気もします。
怖いから、変われない、変われないから少しでも違和感のあるものを拒絶する、違和感のあるものを共通の敵として仲間の結束を図る。結果として「同質」の安心感にすがり、「同質」を求めすぎてはいないでしょうか。

たかが25年ですが、現場に関わる仕事を通じて、変化のきっかけを提供できて来たと自負しています。その組織や人が、変わろうとする芽を見つけて引き出すのが私の仕事の一つだと考えています。
できない理由ばかり考えてしまうことは、本当は取り組みたいこと、だから、一歩踏み出す方法を考えることが大切。目標に向かって進んでいるのにうまくいかなかったら、方法を変えることが大切。
「経営のための技術」を提供し、「技術を生かす経営」創造し、「経営が分かる現場」を育成することで、課題に対応してまいります。

時代の流れに押し流されてしまうような小さな経営体ですが、組織と人の個性を大切にするコンサルティングサービスを、これからも提供していきたいと考えています。
「同質」ではなく、時に違和感を、感じられながらも進んでいく、「異質」であることを強みとして進んでまいりたいと思います。

これからも、よろしくお願い致します。

有限会社河野経営研究所
代表取締役 河野律子

2023年04月01日