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河野経営研究所は「意欲ある組織と人を応援する」さまざまな事業活動を進めてまいります |
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経営学の若干の課題について 第15回
3.マネジメント研究の歴史的考察
――テイラー、フォード、ファヨール、フォレットの相互関連――
(4)ファヨールとフォレット(4) |
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フォレットが対立する相違の統合と、その過程としての情況の協同的研究→発展的情況の非人格的な把握(情況の法則)とを主張する必然的な帰結が、機能的統一体(functional whole, working or integrative unity)としての経営の理解である。経営においては「部分のすべてが、バラバラな断面の寄せ集めではなく、一つの機能する統合的全体となっている。」経営においては内外の諸関係は相互依存の関係にある。相互依存性は部分相互の関係だけでなく、部分と全体との関係にもみられる(pp.71―91)。しかも統一化(unifying)は「過程」と解されなければならない。各部分とか諸要因とか諸要素という場合は、「活動」について言っているのを忘れてはならない。各部分の相互活動は各部分を変化させると同時に統一性を創り出している(pp.194―6)。
このように相互作用(interacting)と統一化は同じ一つの社会的過程の2局面であるが、社会的過程には、もう一つの局面、創発(emerging 進化の過程で現れた何か新しい前進的特徴)があるといわれてきた。この創発をフォレットは統合とよんできたといい、統合は@対立する双方の満足、A情況の改善だけでなく、Bやがてもっとより広範な社会的価値を生み出すという(pp.198−9)。統合の過程には発展的情況(the evolving situation)がかかわってくる。「機能的関連づけは、常に各部分の単なる集合以上の価値をもつ。対立する双方の変化によって…新しい情況が創り出される。」しかも「機能的関連づけは自己創造的統一(self-creating coherence)の継続的過程」なのである(p.200)と。
フォレットのいう機能的統一体としての経営の理解、発展的情況における機能的関連づけの主張はバーナードの協働的システムとしての組織の理解に引き継がれる。それのみでなく、その後の環境適応理論や、経営革新に基づく経営戦略論へと引き継がれる。
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マネジメント論では、獨協大学名誉教授河野重榮の著作を順次紹介してまいります。河野重榮の著作に関する問い合わせにつきましては、こちらまでご連絡ください。
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